空き家の適正管理に向けて愛媛県八幡浜市は10日、市シルバー人材センターや不動産関係団体と協定を結んだ。市によると、空き家対策で県内の自治体がシルバー人材センターと協定を結ぶのは初めて。
 八幡浜市は2013年の国の調査で全住宅の19.5%の3770戸が空き家とされた。空き家率は県内11市で2番目に高く、対応が課題となっている。
 シルバー人材センターとの協定は、空き家の適正管理と高齢者の就労機会増大が目的。市が所有者から物件管理の相談を受けた場合、点検や清掃、樹木の剪定(せんてい)などのセンター業務を紹介し、空き家の管理不全防止につなげる。